■ダブル・バランスド・ミキサ(DBM)
ダブル・バランスド・ミキサ(DBM)の基本的機能は、2入力1出力のアナログ乗算器です。 2入力端子のうち、1つをRF端子、他の1つをLO端子、出力をIF端子とし、RF端子・LO端子に各々高周波信号を入力しますと(図1)、時間軸上の掛算を行い、これは結果として周波数シフト作用を行います。
また、IF端子にON/OFF信号あるいは正負両極性信号を印加することにより、RF端子からLO端子までは各々ゲート回路あるいは反転回路にもなります(図2)。さらにIF端子に印加する直流電圧に応じて減衰回路にもなります。
ダブル・バランスド・ミキサー(DBM)は、以上の機能を応用して、高周波信号処理の基本機能素子として利用されています。
サムウエイでは、仕様に応じたダブル・バランスド・ミキサー(DBM)の設計・製作を致します。

■特徴
広帯域・低損失
混変調に強い
仕様に応じて設計・製作
コネクタ BNC,N,SMA他


型式番号 周波数 ドライブレベル 変換損失
(typ)
アイソレーション
(min)
RF/LO IF
T064-1319A 50kHz~350MHz DC~350MHz +13dBm 5.8dB 20dB
T064-104BA 2MHz~850MHz DC~850MHz +7dBm 7.0dB 25dB
T064-104CA 1MHz~1GHz DC~1GHz +7dBm 8.4dB 18dB