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ISO9001を取得しております。
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2005年1月
■広帯域フーリエ変換NMRスペクトロメータ PROTⅡシリーズ
近年、NMR分光測定の手法は、物理・化学における成分分析のみならず医療や生命科学においてNMRイメージングへと応用されつつあります。

サムウエイでは、従来各大学や研究機関などに送信部(変調器,電力増幅器),受信機,パルス発生器といったNMRシステム個々の装置を仕様に合わせて設計・販売を行ってきましたが、NMR分光測定というトータルシステムの本来の目的を追求した『広帯域フーリエ変換NMRスペクトロメータ』を【PROTⅡシリーズ】として製造販売しております。

PROTⅡシリーズは、お客様それぞれの仕様を盛り込むことが可能で、操作性・コストパフォーマンスが追求されており、また性能面でもサムウエイの高周波技術が全てに活かされております。パーソナルコンピュータにより制御できるパルス発生器、これに連動する変調器、多目的に使用できる高周波電力増幅器、前置増幅器、ならびに高感度の位相検波型受信機を有機的に組み合わせハードウエア面を充実させ、また緩和時間T,Tの測定、FFTの分析を行うソフトウエアも同時に供給致します。

PROTⅡシリーズの構成
【コンピュータ部】
パーソナルコンピュータによりNMRのパルスシーケンスの設定を任意に行う事ができ、パルス発生器にデータ転送致します。その後は受信モードとなり、受信機により出力された信号を高速A/D変換し、データの取り込み後必要に応じたT1およびT2・FFTの計算結果を表示すると共にプリントアウトができ、測定条件全てのデータをディスクへと保存できます。

【パルス発生器部】
パルス法NMRで使用される各種パルスシーケンスの設定をパソコンで行う事ができます。(USB接続)

【変調器部】
基準信号発生器より入力された高周波信号をパルス発生器で設定されたパルスシーケンスに従い高周波信号を変調させ出力します。なお、パルス変調時に送信キャリアの位相を0°/90°/180°/270°に設定できます。

【パワーアンプ部】
周波数帯域において高利得・高安定でNMRを行うのに非常に使いやすく、また受信時(送信オフ時)にアンプからのノイズを非常に小さくしております。

【受信部】
受信部は、プリアンプおよび受信機で構成されています。プリアンプについては30dBと高利得・低ノイズでデッドタイムが非常に短いローノイズアンプです。受信機については、高利得で参照信号のフェーズシフタによりコヒーレントな受信信号を得る事ができ、なおかつプリアンプと併せてデッドタイムを短くしており、より良い信号が得られます。

【切替部】
切替部はクロスダイオード・広帯域分配器にて構成されています。クロスダイオードによって受信信号の切替を行うと共に、送信信号ノイズを低減する事ができます。広帯域分配器によってプローブに高周波が供給され、NMR信号がプリアンプに入力されます。通過の損失が気になる場合は、デュプレクサーを使用する事で、分配器より低減する事ができます。

【超伝導マグネット】(オプション)
液体ヘリウム低消費型かつ高均一度のマグネットシステムで、固体NMRの測定および他の磁気測定用の磁場環境を提供致します。



型式番号PROTⅡ2101MRPROTⅡ4101MRPROTⅡ8101MR
周波数帯域1MHz~220MHz1MHz~400MHz1MHz~800MHz
送信部標準AMPの帯域は5MHz~ (1MHz~はユニット数増加)
周波数分解能10Hz
基準周波数安定度10MHz±1.0ppm (0℃~50℃)
変調パルス
位相変調4相直交位相変調 (0度,90度,180度,270度)
出力電力300W ※1
立上り/立下り100ns以下
デューティ比10%以下
最大パルス幅1ms以下
ゲート方式バイアスゲート方式
受信部
プリアンプ利得30dB
プリアンプNF2.5dB以下
受信方式コヒーレント
受信機利得30~125dB/1dBステップ
出力SIN/COS ±2.5V (ハイインピーダンス)
デッドタイム3μs以下
IF周波数70MHz
参照信号周波数70MHz
参照信号位相可変量360度
位相分解能0.1度
ビデオフィルタ100Hz~1MHz
A/D取り込みスピード25MHz
A/D分解能14bit
コントローラ
周波数設定任意手動設定 (デジタル表示)
出力電力設定任意手動設定 (デジタル表示)
出力電力デジタル表示
反射電力デジタル表示
受信利得任意手動設定 (デジタル表示)
受信ビデオフィルタ任意手動設定 (デジタル表示)
参照信号位相任意手動設定 (デジタル表示)
パルス発生器
パルス幅100ns~1ms
分解能100ns (設定パルス幅による)
積算回数32,767回
繰返し時間1ms~36,000s
パルス設定項目コムパルス幅,コムパルス間隔,コムパルス数,1'stパルス幅,2'ndパルス幅
Tj時間,τ時間,繰返し時間,積算回数
送信位相設定(QPSK),Tjまたはτ増加時間
表示機能オシロ,積分範囲,積分値プロット,積分値ログプロット,FFT,積分値数値
※ マグネット附属タイプにつきましてもご相談ください。
1 周波数帯域及び出力電力は任意に変更する事ができます。